遠距離恋愛のこと
遠距離恋愛について書こうと思う。
私には付き合って4年になるボーイフレンドがいるのだけれど、
4年のうち2年は、遠距離恋愛。
ちなみに”遠距離”の距離は、日本 ー ドイツなので、半端ない。
会えるのは年に1,2回だけ。
今まで離れていても、毎日欠かさずメッセージのやり取りをしていた。
でも先月くらいから、彼からのメッセージの頻度や回数が減っている。
先週の日曜日は、電話しようって言っていた約束をすっぽかされてしまった。
その日は、悲しさ、虚しさ、恋しさ、苛立ち、、色んな感情が渦を巻いて眠れなかった。
私は、離れていても変わらず彼のことが大切で大好きなので、
「自然消滅したいのかな?」「私から振るのを待ってるのかな?」とか
気分が落ち込む想像ばかりが働いた。
このまま放っておいたら、本当にダメになってしまうかもしれないと思い、
私たちのことを良く知ってくれている、ドイツに住んでいる心友に相談した。
心配して、すぐにメッセージを返してくれた。
『遠距離恋愛は簡単じゃないよ。2人が今まで続いていて本当に素晴らしいと思うよ。
でもさ、前にも言ったけど、なんで日本に帰っちゃったの...?彼にどれだけ愛されていたか。ayaが日本に長い間いるのは嫌だなってことも言ってたじゃん。
落ち込んだ時、ホッとしたい時、傍に居てほしい人が居ないって悲しいよ。
そんな思いを彼にさせたくないなら、それ以上日本に居ないで、早くドイツに来て!
前は彼の方が、日本に帰国するっていうayaの考えや行動を尊重してくれたんだから、今度はayaの番だよ!!!』
当時のことは、自分なりに沢山考えて決断した行動だったし、事情もあったけれど
それでも、彼女が言ってくれたことに反論する余地は一切なかった。
そして『もし必要なら、一度私がメッセージで彼にも話してみても良いけど、どうする?』
という提案もしてくれたので、お願いすることにした。
彼と心友がメッセージでやり取りした内容を伝えてもらって、
彼の今の状況が何となく分かった。
もう少しで博士号を習得できそうだけれど、その後の進路がまだ定かではなくて
心配や焦りの気持ちがあること。
毎日遅くまで研究室にいて、タスクも沢山あること。
私のことはとても恋しく思っていること。
でも遠距離は、ちょっとしんどいと思っていること。
自分の進路が決まって、地に足がついたら、遠距離を何とかしないとと思っていること。
何ていうか、心がギュッとなった。
電話の約束をすっぽかされて湧いていた、悲しさ、虚しさ、苛立ちは何処かへ消えた。
恋しさだけが残った。
(ちなみに、電話の約束は、すっかり忘れて研究室に籠もっていたそう)
そして、すぐに手紙を書いて送った。
「当時は自分勝手だったこと、本当にごめんなさい。でも、何も気持ちは変わってなくて、大切で愛しているよ。私にチャンスをくれないかな?もし、もう私のこと愛していないなら、ちゃんと受け入れないといけない。でもチャンスをくれるなら、遠距離は終わらせて近くに行くし、努力してドイツで就職もするよ。
何を言われてもちゃんと耳を傾けるから、意見や考えを聞かせてくれると嬉しいな。」
っていう内容。
正直、もしかしたら振られてしまうかもしれない、という不安もあって
返事をもらうのがちょっとこわい。
彼と一緒に過ごした日々を思い出して、心を落ち着けようと思う。
彼とのことで不安な気持ちがあるのに、不思議と、彼との日々を思い出すと安心する。