失ったものから何かを得る

「幸せにするよ」という言葉も嬉しいけれど、

「君は僕のことを幸せにしているよ」という言葉は何倍も嬉しかった。

 大好きな人のことを、自分が一番幸せにしたい。

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先日、あるローカルな朝のテレビを観ていて、

あるタレントさんがこんなことをコメントしていた。

 

「みんな、コロナで何か失ったり、マイナスの方向にいったりした。

でも失ったまま終わりたくないから、少しでも、この期間があって良かった思えるように

新しいことに挑戦したり、この状況から学んだことを生かしたり、取り戻そうとしている。」

 

朝から目頭が熱くなった。

私も紛れもなくその内の一人で、コロナで本当に色んなことに気付かされた。

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 今まで「無くなる」なんて考えたこともなかったようなモノやコトが、
 実は無くなるのは一瞬だということ。

 思っていたよりも「死」は身近にあるということ。

 世界は、「勝手に」回っているんじゃなくて

 1人1人が働いたり、遊んだりするから回っているということ。

 「人と関わる」って、面倒臭い時もあるけど、幸せも生まれること。

 「これをしとけば一生安定」なんて無いこと。

 (だからこそ、自分の意志を大事にした方が良い)

 大切な人には、やっぱり画面越しじゃなくて、直接「触れたい」と思うこと。

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”移動制限”や”海外渡航制限” なんて、想像もしたことも無かった。

距離は遠くても「メッセージや電話で繋がれるから」とか思っていたけど、

「いつでも会いに行ける」という状況だったからそんな風に思えてたんだな。

 

コロナの影響で色んなことがシャットダウンされて、

目まぐるしい日々が一旦ストップして、削ぎ落とされた状態で心から強く思った。

 

「唯一無二」の大好きな人の近くに居たい。

 

私が幸せにしたいし、一緒に幸せに日々を暮らしたい。 

 

遠距離恋愛のこと

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遠距離恋愛について書こうと思う。

私には付き合って4年になるボーイフレンドがいるのだけれど、

4年のうち2年は、遠距離恋愛

ちなみに”遠距離”の距離は、日本 ー ドイツなので、半端ない。

会えるのは年に1,2回だけ。

 

今まで離れていても、毎日欠かさずメッセージのやり取りをしていた。

でも先月くらいから、彼からのメッセージの頻度や回数が減っている。

先週の日曜日は、電話しようって言っていた約束をすっぽかされてしまった。

その日は、悲しさ、虚しさ、恋しさ、苛立ち、、色んな感情が渦を巻いて眠れなかった。

私は、離れていても変わらず彼のことが大切で大好きなので、

「自然消滅したいのかな?」「私から振るのを待ってるのかな?」とか

気分が落ち込む想像ばかりが働いた。

 

このまま放っておいたら、本当にダメになってしまうかもしれないと思い、

私たちのことを良く知ってくれている、ドイツに住んでいる心友に相談した。

 

心配して、すぐにメッセージを返してくれた。

 

遠距離恋愛は簡単じゃないよ。2人が今まで続いていて本当に素晴らしいと思うよ。

でもさ、前にも言ったけど、なんで日本に帰っちゃったの...?彼にどれだけ愛されていたか。ayaが日本に長い間いるのは嫌だなってことも言ってたじゃん。

落ち込んだ時、ホッとしたい時、傍に居てほしい人が居ないって悲しいよ。

そんな思いを彼にさせたくないなら、それ以上日本に居ないで、早くドイツに来て!

前は彼の方が、日本に帰国するっていうayaの考えや行動を尊重してくれたんだから、今度はayaの番だよ!!!』

 

当時のことは、自分なりに沢山考えて決断した行動だったし、事情もあったけれど

それでも、彼女が言ってくれたことに反論する余地は一切なかった。

 

そして『もし必要なら、一度私がメッセージで彼にも話してみても良いけど、どうする?』

という提案もしてくれたので、お願いすることにした。

 

彼と心友がメッセージでやり取りした内容を伝えてもらって、

彼の今の状況が何となく分かった。

 

 もう少しで博士号を習得できそうだけれど、その後の進路がまだ定かではなくて

 心配や焦りの気持ちがあること。

 毎日遅くまで研究室にいて、タスクも沢山あること。

 私のことはとても恋しく思っていること。

 でも遠距離は、ちょっとしんどいと思っていること。

 自分の進路が決まって、地に足がついたら、遠距離を何とかしないとと思っていること。

 

何ていうか、心がギュッとなった。

電話の約束をすっぽかされて湧いていた、悲しさ、虚しさ、苛立ちは何処かへ消えた。

恋しさだけが残った。

(ちなみに、電話の約束は、すっかり忘れて研究室に籠もっていたそう)

 

そして、すぐに手紙を書いて送った。

「当時は自分勝手だったこと、本当にごめんなさい。でも、何も気持ちは変わってなくて、大切で愛しているよ。私にチャンスをくれないかな?もし、もう私のこと愛していないなら、ちゃんと受け入れないといけない。でもチャンスをくれるなら、遠距離は終わらせて近くに行くし、努力してドイツで就職もするよ。

何を言われてもちゃんと耳を傾けるから、意見や考えを聞かせてくれると嬉しいな。」

っていう内容。

 

正直、もしかしたら振られてしまうかもしれない、という不安もあって

返事をもらうのがちょっとこわい。

彼と一緒に過ごした日々を思い出して、心を落ち着けようと思う。

彼とのことで不安な気持ちがあるのに、不思議と、彼との日々を思い出すと安心する。

 

 

過去の姿に憧れ続ける

ブログを書くのはいつぶりだろうか。

直近の記事はドイツで書いていたけど、今は日本にいる。

あれから色んなことがあった。

就職、コロナウイルス、休業、退職、家業のこと、彼とのこと、などなど。

キーワードだけ並べるとあっさりとして見えるけど、

本当に色んなことを感じたし、考えさせられもした。

人生で初めて、「いっそこのまま消えたいな」と思うような病み期も経験した。

詳しい話は、また1つずつ書こうかと思う。

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最近ずっと心の中にズシーンと留まっていることは

三浦春馬さんについて。

考えると苦しくなるので、「忘れよう、忘れよう」としているけれど

それでも、ふとした瞬間に、1日に1回は考えてしまうので

いっそのことココに書き留めて置くことにする。敬意を込めて。

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「自ら命を断とうとする時、どんな心情だったのだろう。

 安堵?悔しさ?悲しさ?虚しさ?怒り?それとも、死後の世界への興味?」

 

 

最初、私がその訃報について知った時、「また誹謗中傷でかな.....」と、

ただただ悲しくなった。でもその感情は、どこか薄っぺらかった。

今回のことで初めて、”作品”の外の、『三浦春馬』という人物について知り、

本当に「深みのある美しい人だ」と思った。

そして、今、憧れのような感情を抱いている。

 

連日ニュースやネットで取り上げられる、彼の映像、言葉、作品を見て

「会ってみたい!もっと話を聞きたい!」という感情が沸き、

その後に「あ、でももうどうやっても会えないんだ」という事実を思い出し、

その度に虚しさを突きつけられる。

 

なんで命を断つことを選択したんだろう、と思うけれど

私のその問いは「非難」でも「哀れみ」でもなく、「疑問」に近い感情だと思う。

 

私は、自ら命を断つことを、”悪い”とは思っていなくて

その人自身が出した決断であれば尊重したいと思う。

 

 

そして、彼の過去の姿に、憧れ続けようと思う。

クリスマスマーケット

クリスマスは、特別なフワフワした気持ちをずっと与えてくれる。なぜだろう。

サンタさんからのプレゼントに心の底からワクワクして迎えたあの朝。いつもより早く目を覚まして、すぐ、家のどこかに届いているであろうソレをドキドキしながら探す私。キラキラと光るそのプレゼントを見つけたときの、目のキラキラ。

家の大きい本棚にギッシリとあった絵本の中から、何度も何度も読んでいた、クリスマスがテーマのとってもかわいい絵本。

あの頃の感情を、ずっと心が覚えているのだろうか。冬の匂い、街のキラキラと共に。

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今年も大好きなクリスマスマーケットに行けました。クリスマスマーケットがあるから、ドイツの冬は寒いしずっと曇ってるし全然好きじゃないけど、嫌いにはなりません。良かった。(笑)

 

今年は、Sommerhausen(ゾマーハウゼン)という小さい町のクリスマスマーケットを訪れました。ちなみに小さい町だけど、あるサイトの"クリスマスマーケット ランキング" に載っています。

たいていの街では、11月の終わり~12月23日まで、毎日やっているけど、Sommerhausenでは、12月中(※12/23まで)土日しか開催しません。

そして、毎週末、異なるお店が出ると書いていました。少し特別なクリスマスマーケットです。

 

私たちは自転車で、森のようなところを抜けて、40分ほどで到着しました。

ずっと真っ暗だった目の前の風景にポツポツと明かりが見えてきて、その明かりが集まるところを目指して自転車を走らせていると、ある時、急にキラキラキラキラに辿り着きました。

 

私が今まで訪れた他の街のクリスマスマーケットと違うのは、一瞬で分かりました。観光客向けになっていない、ゆったりとした空間で、私のめちゃくちゃタイプの感じでした。具体的に何が魅力的だったのか、記しておきます。良かったら参考にしてください~。

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  • 小道がたくさんあって、家並みがカワイイ

京都にたくさんある小道に似ているなぁと思いました。普通の個人の家がある並びに、ひょこっとアトリエなんかがありました。そして、家そのものが絵本に出てきそうな雰囲気で、可愛かったです。

 

  • 落ち着いたキラキラ

本当に小さい町で、客引きのためのギラギラとした看板や装飾などが、1つもありませんでした。チェーンのファーストフード店なども無く、あるのはレストラン・個人の雑貨屋さん・パン屋さんなどでした。

 

  • 出店のクオリティーがよい(品がある)

観光客向けにやっていないのと、普段からこの町で営業しているレストランやお店が、出店を出している様子でした。なので質がとても良くて、"出店での儲け"にそこまで意識を置かれていない印象をかなり受けました。(冷凍のポテトをいい値段で売るとかじゃないということ) 

地元の人たちは、その地(国)の食べ物について良く知っているし、質も見極められると思います。また、観光地以外の町では、お店と地元の人々との信頼関係もかなり重要になると思います。(そうじゃないと、リピートしてもらえない=お店がやっていけない)観光地では、その店には、お客さんは人生でたった1回しか行かない可能性が高いし「微妙!」と思われても、新規客で何とかなるんだろうけど。

 

ここで飲んだグリューワインがめちゃくちゃ美味しかったです!その出店でグリューワインをビンで買っている人を見たので、専門店かなと思います。というか、この町の出店は、ほとんどが専門店だと思います!

 

  • 町の全体で行っている

たいていのクリスマスマーケットは、街の中心の広場に、出店が密集しています。もちろんそこに人も密集します。なのでギュウギュウって感じです。

でもこの町は、出店が散らばっていて、散歩しながら次の出店に行くような感じでした。路上でビブラフォンのような楽器で演奏している人がいて、そのほんわかした音色が町に響き渡っていて、それを耳にしながら歩くのも心地よかったです。

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「また絶対行きたい!」と思ったクリスマスマーケットでした。オススメだけど、あまり有名になってほしくないので、もしこれを読んで「行こう!」と思った方は、ひっそりと行って楽しんできてください!(笑)

 

PS.

向かっている途中に、大きいTherme(温水プール施設)を見つけたので、そこにも行ってみたい。(Thermeは、泳ぐより、浸かって&サウナに行って&長いすに寝転がってリラックスして楽しむ感じ)

一生ラブラブがいい

一生ラブラブがいい。そして、次の世界に旅立つ瞬間に「あぁ、まだ大好きだ。次の世界でもこの人の元へたどり着きたい。」と、思いたい。相手にもそう思ってもらえたら最幸だ。

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ラブラブでいるためには、

「相手に喜んでほしい:)」

という気持ちを両サイドが持っていることが、ベースになる気がします。それは、些細なことで十分。

例えば、

ラインでやり取りするときに、相手の好きなスタンプを送るとか

ご飯をシェアする時、最後の残りを「食べて良いよ!」と相手に譲るとか

ちょっとマニアックかもしれないですが、私が実際にしてもらって嬉しくなったことです :)

 

ふとした瞬間に "自分のことを 想って/考えてくれている" と感じると、嬉しくなるものです。

 

ちなみにギブする側に「~してあげたんだぞ!喜びたまえ!」っていう押しつけの気持ちが入っているのには、テイク側はプレッシャーを感じてしまうから、良くない....!

私は昔、それを感じた瞬間があって「嬉しさ < こわい」と思ってしまったことがあります...

 

その上で、ラブラブに必要なこと。

まず1つ目に、「二人だけの共有」を持つこと。

旅の思い出、ペアの物、二人にしか分からない習慣・造語、などなど。

二人にしか分からないことって、なんか "自分達だけのワールド" 感があって嬉しくないですか?そのワールドに入って、2人だけで楽しむのです。

でも友達が一緒にいる時とかは控えた方がいい(笑)

 

2つ目に、「触れる」ということ。

"肌と肌の触れあい=心身ともにノーガード" という感覚を私は持っています。

私は大好きな恋人としか "心身ともにノーガード" になれないし、恋人と友達の境界線もそこです。

私と同じような感覚を持っている人は、恋人にたくさん触れてほしいです。「私はこの人にノーガードなんだ、特別なんだ!」と肌で感じて、より愛おしくなるはずです。

日本の文化とヨーロッパの文化は全然違うので難しいかもしれないけれど、ハグや軽いキスが「いやらしい」と思われず、「無言の愛情表現」と思われるようになれば良いなぁと思います。

...

 「尊敬しあう」「尊重しあう」「正直でいる」

も、恋人との関係には欠かせないと思います。でも、それは"ラブラブでいる秘訣"というよりも、"絆の深い関係を保つ"上で大切なことだなと思います。

... 

幸せなカップルだらけになって、「幸せだ!!!」と心の中で叫びまくる人が増えたら良いなぁ。

私は料理が嫌いだった

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いきなりですが、私の母は、料理が大っ嫌いです。

「楽しさが見いだせない」「料理に時間を割きたくない」

と、常々言っていたことが印象的です。中学生・高校生のころは、周りの"お母さん"を見るとみんな揃って"お料理"が上手くて「羨ましいなぁ」と思っていました。

大学生の半ばになると、自分の視野や考えも広がり、母のことを"私のお母さん"ではなく"人"としてみるようになりました。そして、色んなことに気付きました。

 

今まで私は、母のことを"お母さん"というキャラクターでみていて、「"お母さん"なのにやってくれない」「"お母さん"なのに分かってくれない」と思っていたんです。

「"お母さん"だって一人の人間だった!好き嫌いもあるし、いつも正しいことを言っているとは限らない。」

 

大学3年生のころ、初めての留学&初めての一人暮らしを経験することになった私は、そこで初めてちゃんと家事を経験しました。

特に、料理に関しての学び発見が多かったです。留学前も、たまには料理をしていましたが、ただ "頼まれたら" "気が向いたら"でした。「食材を使いきるように」とか「同じ具材でおかずを変化させる」とか、考えたこともありませんでした。

そして何より、それまで過ごしていた環境で"料理は楽しくないもの"という考えを私も受け継いでいたので (自分でやってなかったくせに!)、

「あれ、料理楽しいぞ!?」

とビックリしました。

 

ドイツでは夕食は、パンにチーズ・ハムなどを挟んで"手軽に済ます"という文化があるし、しかも私の場合、夫や子供も居ないし自分1人のためだけなのに、それでも料理していました。そんな凝った料理が出来るわけではないけれど、毎日していました。

母が"時間の無駄"と思っていることを、私は自らやっていたのです。

私は「食べることだけが好き!」と思っていたので、自分でも驚きでした。

 

個々の食材たちが合わさって1つの品になるところ、

同じ食材でも工夫すれば全く別のものに変身するところ、

自分の好きなようにできるところ、

レシピ無しで作るとき何か実験っぽいところ、

美味しいものが出来た時「私すごいじゃん!」って思えるところ、

 

多分、私は、そういう所に"料理の楽しさ"を感じています。

女子力UPのため、彼氏の胃袋をつかむため、将来の子供のためではなく、ただただ、自分が「楽しい!」と思えるからやっています。

大学生の初期、友達に料理教室に誘われ「女子力UPのために!」と申し込んだけれど、結局あまり気乗りせず、退会しました。

 

やらなくても生きていけることは、「無理にやらなくても良いのかも~」と思います。

それより、自分にとって楽しいことに費やした方が良さそうだ!!!

ちなみに、私は未だに免許を持っていません。「車に興味がない&運転したいと思わない&(必要性を感じない&免許取るの高すぎる)」ので。いつか「取りたい!」と思う日が来るまで取らないし、車のいらない生活をするつもりです。

 

でも「好きじゃない」と思っていることは、もしかしたら私のように"ただの思い込み"ということもあるので、一度やってみたり、向き合ってみるのもありかも!

 

PS.

ちなみに私の母は、数年前に、通信で大学に入学&卒業(通信は授業に出向く代わりにレポート大量)するというバイタリティーの持ち主で、尊敬しています。

 

私がドイツに住みたい理由

私は生まれも育ちも生粋の日本。数年前まで、日本から一歩も出たことがなかった。

さいころから何となく「ヨーロッパってステキだなぁ」という気持ちがあったのは覚えているけれど、留学を経験するまで、ヨーロッパは「遠い世界の話」という風に思っていた。小さい頃に読んでいた、絵本の影響もあるのかもしれない。

 

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そんな私は、今では「ドイツに住みたいなぁ」と思っています。(他のヨーロッパの国にも興味はあるけれど)

と言っても「ドイツは最高!」「日本は捨ててやる!」なんて思っていません。何にでも、"良いところ" "悪いところ" があるように、国にもあります。

そして「海外生活=キラキラ」というイメージが持たれがちだけれど、そんなことはありません。少なくとも私は "悔しさ" を感じることがたくさんあります。"外国人"として生きていくのは、精神的に"不安"や"辛さ"を感じることもたくさんあります。

また、「私はドイツに"住まわせてもらっている"」という気持ちもあります。「外国人は帰れー」って思われたくないので、アイデンティティを保ちつつも、気を付けているつもりです。

 

私がドイツに住みたい理由は「日本より楽だから」ではありません。

そして私の彼はドイツ人ではないし、彼もドイツでは "外国人" です。

 

じゃあ、何でドイツに住みたいの???

いくつか理由があるので、ライフスタイル/仕事/パートナー  のジャンルに分けて書きたいと思います。

 

  • ライフスタイル

ドイツ人は「自然に近い」 生き方をしているなぁと感じることがよくあります。

大都市でない限り、街の至るところに緑があり、寝転がったりピクニックしたりというのが日常の光景です。また、お散歩やハイキングも定番です。

一般的なドイツ人の過ごし方は、お金があまりかからないなぁとよく思います。

私はハイブランドに興味が無くて、消費行動にもあまり興味がない方なのと、動物・自然が好きで&面白いと思えるので、ドイツのライフスタイルが合っているのかなぁと思ったりしています。

ただ、ファッションや雑貨にテンションが上がる自分もいるので、「何か近代的な感じのワクワクが欲しいな~」と思う時もあります。欲張りです。(笑)

近代的・自然、どちらも楽しめるよう、ベルリンの近くに住めば良いのかも!?

 

  • 仕事

多くのドイツ人にとって(もしくはヨーロッパ人にとって)、仕事は"人生で1番大切なもの"ではありません。これは、"仕事をイヤイヤやっている"と言っているわけではありません。

人によって、人生の楽しみはさまざまです。家族との時間、友達との時間、自然の中で過ごす時間。または、お金を産み出すこと、などなど。

多くの日本人も「仕事=人生で1番大切ではない」と思っているのかもしれませんが、その気持ちを尊重できる、"社会の空気"や"制度"も整っていないように思います。

ドイツでは、その、人によってさまざまな"人生の楽しみ"を楽しむ余裕」を持てるんだなぁと感じます。とても分かりやすいのは、「日曜日は営業しない」という文化だと思います。(カフェやレストランは営業していますが) 

 

私は企業で働いたことは無いので、それ以外の経験や身近な人から聞く話をもとに感じていることです。そして、念のために言っておくと、日本で働いている人たちをネガティブに思う気持ちは一切ありません。私は、(人を喜ばせたり人の役に立って)お金を産み出している人、全員を尊敬しています。

 

  • パートナー

先ほども少し書いたように、私の彼もドイツでは"外国人"として生きています。また、ドイツに来てまだ3,4年ほどなので「へっちゃら!」というわけではないと思います。

私たちは「一緒に乗り越えよう!」という感じで、お互い色んな面で共感できたり、支え合っている部分があると思います。(実際、私は助けてもらってばっかりだけど)

 

例えば、言語の面です。お互い"外国語"で会話しているので、2人とも分からない単語が出てきたりします。そんな時は、一緒に単語を調べて、覚えられるように例文を作ったり、ふいにテストしたりして切磋琢磨しています。お互い高め合えます。

あるいは、"ホームシック"を感じた時。お互いに気持ちが分かるので、心から励まし合えます。もしも彼の母国に住んでいたら、私は「いいよな~」「あなたにはこの寂しさ分からないよ!」と、羨ましさから、負の感情になってしまいそうな気がします。

パートナーとの関係には「共感」「共同作業」が大切で、より一層深い絆をつくりあげるんだと思います。

 

 以上の3点が、現在の「私がドイツに住みたい理由」です。

これから先、2年後、5年後、10年後、どんな考えになっているか分からないけれど、自分たちに合う場所を見つけて楽しく暮らしたいです。:)

 

 

 

PS.

彼は「キミが日本に住みたいなら、日本で仕事を探すよ!」と、とても思いやりのあることを言ってくれています。

でも、私だけが故郷を感じたり居心地よく感じて、彼に我慢させるなんてことはしたくない!!!